戻る
第4回「竜王町の名所探訪と鮒ずし試食」
世話役:國領朝輝(M36)
開催日: 2008年5月10日(日) JR野洲駅に集合時間のAM10:30
場 所: 竜王町の道の駅「鏡の里」、「鏡神社」、苗村神社(西本殿) 他
参加者: 14名
内 容: 今年の滋賀は4月後半から5月上旬までGWを含めて好天気とは言え、異常とも思える暑い日が続きました。  この時期田植えや夏野菜の植え付けに一雨欲しいのですが、なんとその雨が5月10日に降ってまたまた「ウォーキング&小旅行」行事は雨になりました。
  JR野洲駅では集合時間のAM10:30よりも早く到着された方もあって予定時間には全員揃い、「彦機会ご一行様」のステッカーの貼ってあるマイクロバスに乗り込み道の駅「鏡の里」へ向いました。  「鏡の里」では現地集合の4名の方と合流して、早速その昔に遮那王(牛若丸)が元服したと伝えられる「元服の池」より竜王町の探訪に入りました。  ガイドは今回のイベントですっかりお世話になった、道の駅の駅長さんでもあり「鏡神社」の宮司さんでもある林正治氏(機械36年卒)に案内いただきました。
  続いて元服の折に遮那王(牛若丸)が烏帽子(えぼし)を掛けたと伝えられる「烏帽子掛け松」を見て、本殿は三間社流造りで珍しいこけら葺きで重要文化財に指定されている「鏡神社」へ参拝し、参拝後に社務所に上げてもらって元服の時に使ったと伝えられるたらいの底板(お宝)を拝見することが出来ました。

林正治氏に案内していただいた
<林正治氏に案内していただいた>
「鏡神社」で元服の時使ったたらいの底板(お宝)拝見
「鏡神社」で元服の時使ったたらいの底板(お宝)
 お昼は「鏡の里」の二階広間を借り切り「義経元服料理」と地元の鮒ずしを試食しました。 食事に先立ち今回初めて参加された方が6名(お一人は県短大の家政部出身の奥さま)にもなったので、全員自己紹介をするなど和やかな中で懇親を深めることが出来ました。
  後は再びマイクロバスで鎌倉時代の建築で国宝の指定を受けている、三間社流造り茅葺きの苗村神社(西本殿)へ参拝、神社の禰宜さん(じつは今回参加の36年機械卒山中さんの教え子とのこと)より詳しい説明を受け、普段は入れない中門の中へも特別に通してもらう事が出来ました。 あいにくの雨で森の中にある東本殿には参拝出来ませんでしたが、重要文化財でもある」茅(かや)葺きの楼門は、その堂々たる風格と古代建築技法に参加者一同深い感銘を受けました。

苗村神社(西本殿)
苗村神社(西本殿)
茅(かや)葺きの楼門をバックに
<茅(かや)葺きの楼門をバックに>
  続いて奈良中期、行基(ぎょうき)菩薩の開基と伝えられている雪野寺(龍王寺)へお参りしました。  住職さん不在で奥さんに本殿を案内してもらいました。 ご本尊は薬師瑠璃光如来で、以前は秘仏とされ33年に一度のご開扉だったが、近年はいつでも拝むことが出来るようになったとの事です。 脇壇には日光菩薩、月光菩薩、十二神将が祀られていました。   重要文化財の梵鐘は道成寺の‘案珍と清姫’ならぬ‘時兼と美和姫’の説話が残っていて参拝者の話題になっており、また旧暦8月15日に行われる「喘息封じ」の加持祈祷は有名で、大勢の人達で賑わっているようです。

 探訪の最後は体験交流型農業公園の「アグリパーク竜王」で、アウトドアー型公園のためゆっくり散策が出来ませんでしたが、竜王町農村田園資料館で昭和初期の茅葺屋根の民家の復元や動物ふれあい広場を見てまわりました。 休憩のお茶を飲みながら、当日の訪問先での話題を振り返り話に花が咲きました。

参加された皆さん
<参加された皆さん>
 帰りには再度「鏡の里」へ立ち寄って、お土産や集合写真で人気者になった ? 甘栗屋さんの甘栗を買って解散になりましたが、皆さん別れを惜しみ手を取り合って次回の再開の約束をしていました。
  来年も5月10日に今度は、「朽木の里」を訪ねようとの話題が持ち上がり早くも来年の「ウォーキング&小旅行」の楽しみが出来ました。