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樺キ濱製作所 訪問記
報告者:内片武治
日時: 2006年10月12日午後1時30分〜3時30分
場所: 樺キ濱製作所 会議室
参加: 平田、西澤、國領、藤田、山添、内片
会社概要
商  号 樺キ濱製作所
創  立 1948年8月(昭和23年8月)
設  立 1989年4月(平成元年4月1日)
資 本 金 10,000千円
所 在 地 本社工場:京都市南区唐橋門脇町23-2
従 業 員 28名
年  商 約 3億円
業務内容 精密機械部品加工及びユニット組み立て(半導体製造装置、医用電子機器、科学計測機器、FA自動機器等の部品一貫(表面処理含む)) 
 <特徴 @アルミ加工を得意とし、短納期に対応できるシステム(ワンプラットホーム生産方式を採用)
A小ロット品、単品及び試作開発品
B検査体制の充実(ミツトヨ三次元計測データ」の提供)
Cアルミの小物精密機械部品が得意
URL: http://nagahama-f.com
主要取引先 椛蜩本科研、鞄。井合金製作所、椛セ陽機械製作所、葛椏s製作所、テラメック梶A潟iベル、椛蜩本精機 他

会員:立入勘一氏の紹介
社長 立入勘一氏
<社長 立入勘一氏>
1946年2月 滋賀県湖南市(旧甲賀郡)生まれ
1966年3月 滋賀県立短期大学(現滋賀県立大学)工業部機械科卒業(14期)
バトミントンを始めスポーツでも活躍
1966年4月
 〜1980年7月
滑z田製作所勤務(15年間)
1980年8月 長濱製作所(京都市)に入社
1988年2月 代表取締役社長に就任
京都マネージメント研究会長、他業界や地域公務を多数兼務し現在に至る。
立入社長にお聞きした要点を下記にまとめました。 
社長就任後、企業形態の改組、社屋の移転など大きく変更されましたが。
 1988年(S63年)、S23年創立以来、金属プレス加工を専業として居りました先代の突然の死去により思いがけず社業を引き継ぐ事となり、周囲の皆さんの協力とお力添えを頂き試行錯誤を続けつつ曲がりなりにも、無事に今日を迎えるに至りました。
主要な変更としましては、次の通りです。
イ) 平成元年 有限会社 長濱製作所に改組
ロ) 平成元年以降 取り扱い品、内容の更なる拡充
ハ) 平成17年 株式会社 長濱製作所に改組
二) 平成17年8月 現住所(京都市南区唐橋門脇町23-2)に本社、工場新社屋に移転。
それに伴い、社名ロゴ、シンボルマークも一新、今日的企業への転換を目指している。
最近の事業の内容をお聞かせください。
 私が社長就任以来、なんとか従来の町工場としての古いイメージの払拭をと企業イメージの刷新と共に、扱い品の多様化と技術向上の為に設備の拡充、人材育成と積極的採用に務め イ)「 切削の匠に足る高技術企業へ」、ロ)「超ウルトラ短納期対応企業へ」を目指し、専門家の指導を受け「ワンプラットホームシステム」を採用して主として@ 半導体製造装置、A 医療用機器、B 産業機器精密パーツの製作の生産をしております。
各種製造装置、産業機器を問わず顧客からのコスト、短納期だけでなく「精度」の向上要求は、きりが無いのではとも見受けられますが、新鋭設備の導入や日常の事業活動で、特に心掛ておられるのはどのような事柄でしょうか?
   昨年、株式会社への改組と新本社、工場社屋への移転を契機に新規顧客への対応、会社の将来を担う新時代の感覚で育った精鋭社員の熱い期待に答え「キュービクル」と「マシニングセンター」を(財)京都産業21の設備導入貸与制度を活用させて頂き導入する事が出来て、従業員のモチベーションの向上にも繋がるのではと考えています。
 当社の固定客はおよそ20余社で主として京都府下にあり「営業活動による受注ではなく、口コミに拠るものが多い」今後も「長濱製作所はよい仕事をする」と言う世評の広まりにより地道に増加するよう地域企業、住民との交流に務め地域貢献、密着型の企業活動に務めていきたいと考えています。
今後の事業展開、抱負を聞かせてください。
 私の好きな言葉に「念ずれば花ひらく」と「企業は人なり」があります。
「思いつづける事」そして「お客様と社員」を大切する事が企業発展の「根源」と思っています。
 社員一同、この言葉と想いを共有し「品質、コスト、納期」改善を追及し結果として「1坪当り、京都で一番の売り上げを!」目指し堅実な社業の発展に務めたいと考えています。

異業種交流グループの「京都マネージメント研究会」(立入社長が会長)の活動内容が2006/6/14付けの日刊新聞(全国版)に掲載されました。 その日刊新聞の記事は こちら です。


樺キ濱製作所
<樺キ濱製作所>
シンボルマークと長濱製作所の看板
<会社の看板、シンボルマーク>
立入社長より会社概要の説明
<立入社長より会社概要の説明>
立入社長より会社概要の説明
<立入社長より会社概要の説明>
立入社長より会社概要の説明
<立入社長より会社概要の説明>
立入社長と参加の皆さん
<立入社長と参加の皆さん>
精密加工品の説明
<精密加工品の説明>
精密加工部品の検査場
<精密加工部品の検査場>
三次元計測器での計測状態の説明
<三次元計測器での計測状態の説明>
ボール盤のある加工場
<ボール盤のある加工場>
ボール盤加工の説明
<ボール盤加工の説明>
工業高校の実習生が実習中!
<工業高校の実習生が実習中!>
工場の概要説明
<工場の概要説明>
マシニングセンターのツール
<マシニングセンターのツール>
汎用フライス盤などがある加工場
<汎用フライス盤などがある加工場>
NC旋盤、マシニングセンターのある加工場
<NC旋盤、マシニングセンターのある加工場>

<編集後記>
 この度、立入社長より会社経営について、いろいろとお話をお伺いしましたが、ああしたい、こうしたいことを「思いつづける事」そして「お客様と社員」を大切する事が企業発展の「根源」であると力強く言われました。まさに、その通りの実践をされている一つに、工場を見学しますと、どの社員の方からも笑顔で挨拶をしていただきましたし又、工場も整理整頓され大変綺麗でした。「お客様と社員」を大切に!が徹底されていることに大変感銘を受けました。 又、社員の方々が一丸になって頑張っておられることにも大変感心いたしました。
 最後になりましたが、立入社長には、いろいろとお心遣いをいただいたことを厚くお礼申し上げますと共に、今後ますます御社のご発展を心からお祈りいたします。(山添記)