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日東精工株式会社 訪問記
報告(世話人):立入 勘一(M41年卒)
 今回、M41年卒の渡辺仁志様が常任監査役をされておられる京都府綾部市の日東精工蒲lを訪問しました。 本社の会議室において取締役の福林憲司様、常任監査役の渡辺仁志様、滋賀県立大学2008年卒の島田史恭様の紹介後、参加者15名全員が自己紹介し、福林様からは会社概要の説明を受けたあと昼食懇談会に入りました。
 午後の工場見学は、八田工場(精密ねじ、ゆるみ止めねじ等の生産)では製造部長の村上正一様から工場の概要説明と工場案内、城山工場(自動ねじ締め機、自動組み立て機等の生産)では、取締役の諏訪吉昭様から工場の概要説明、生産管理課主査の中村正典様から工場案内をしていただきました。 その概要は以下の通りです。

日時: 2010年7月7日(水) 11:30 〜 16:15
場所: 日東精工竃{社、八田工場、城山工場
参加:
(敬称略)
杉野和彦(滋賀県立大学 学生、就職支援G統括)、藤本健一(湖風会、就活担当)、都筑正之(工専22卒)、
藤田正紀(M33卒)、内片武治(M35卒)、国領朝輝(M36卒)、山中清輔(M36卒)、福岡 亮(M36卒)、
中川友三(M37卒)、山添栄造(M37卒)、林 正信(C38卒)、松下欣市(M39)、安田 浄(M39卒)、
大森晢夫(湖風会M41卒)、立入勘一(M41卒) 計15名
■ 会社概要
商  号 日東精工株式会社    http://www.nittoseiko.co.jp/
主な沿革
本社・工場
<本社・工場(カタログより)>
・昭和13年(1938年)2月11日 創立
・昭和22年 7月:自動車部品および同部品の製造開始
・昭和24年11月:水道メータの製造販売開始
・昭和31年 8月:十字穴付ねじ、ヘッディングパンチの製造販売開始
・昭和32年 4月:オイルメータ、ガソリンメータの製造販売開始
・昭和39年 4月:座金組込みねじの製造販売開始
・昭和40年 1月:スタンドマット(自動ねじ締め機)の製造販売開始
・昭和50年 1月:トルクスねじの製造販売開始
・昭和55年 3月:世界初の0.6mm圧造極小ねじの製造販売開始
・昭和57年 7月:八田工場竣工
・昭和59年 5月:八田に管理センター竣工、ねじ締め専用ロボット「ねじロボ」を発売
・平成 3年 6月:産機事業部城山工場竣工
・平成7年12月:ファスナー本社・八田事業部、ISO9002認証取得
・平成12年 5月:本社・八田工場、ISO14001認証取得
・平成14年 7月:ファスナー事業部、ISO9001認証取得
・平成17年 9月:産機事業部城山精密組立工場竣工
資 本 金 3,522百万円(2009年12月31日現在)
所 在 地 京都府綾部市井倉町梅ケ畑20番地
工  場 ・国内工場:本社工場、八田工場、城山工場、制御システム工場
・海外工場:中国・マレーシア・タイ・インドネシア・台湾(ファスナー・自動機械)、アメリカ(自動機械)
従 業 員 1,440名(連結)、686名(単独)
年   商 2009年度:214億円(連結)、137億円(単独)
・構成:ファスナー事業部161億円(75%)、産機事業部35億円(16%)、制御システム事業部18億円(9%)
主要業務
3つの事業部が連携しつつ先進的な製品開発製造をされている。
@ファスナー事業部:精密ねじ・極小ねじ、タップタイトシリーズ、ゆるみ止めねじなどの各種ねじ部品、特殊冷間圧造部品、ねじ製造用工具の開発製造全般
 ・ねじの種類:5万種類以上   ・生産能力:月産22億本   ・生産の範囲:外径0.6〜12mm
 ・受注形態:100%受注方式  ・納期:30〜40日
A産機事業部:ねじ締め機、ねじ締めロボット、ドライバシリーズ、組立ロボット、自動組立システムなどの各種FA製品の開発製造全般
B制御システム事業部:容積流量計、質量流量計、計測・計装システム品、検査装置等の各種計測機器製品の開発製造全般
3事業部の主要製品(詳しくはサイトまたは、カタログ等を参照)
【ファスナー事業部】 【産機事業部】  【制御システム事業部】
次代の締結を創造! 組立ての自動化の提案! 信頼の計測・検査の支援!
精密・極小ねじ
<精密・極小ねじ>
ゆるみ止めねじ
<ゆるみ止めねじ>
双腕ねじ締めロボット
<双腕ねじ締めロボット>
ジオカルテ(地盤調査機)
<ジオカルテ(地盤調査機)>
特殊冷間圧造部品
<特殊冷間圧造部品)
ねじ締めロボット
<ねじ締めロボット>
容積流量計他
<容積流量計 他>
ファスナー
の販売先
工業用ファスナーの業種別の販売率
・自動車:21%、電気/電子部品:20%、家電製品:17%、カメラ関連:11%、情報機器11%、その他
内  容
(感想)
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1962年に制定された「我らの信条(社是)」(1.我らはよい自己をつくる。 2.我らはよい仕事をする。3.我らはよい貢献をする。)を日々の企業活動のよりどころとして、新製品開発・製造業務に取り組まれ業績を上げられている。
地域社会の発展にも寄与し、より豊かな暮らしに貢献することを使命とし、近年では環境への取り組みにも力を注いでおられる。
3つの事業部が連携しつつ先進的な製品開発・製造を行い、国内外を問わず大きく広がり、自動車・家電をはじめとしたあらゆる産業界の発展を支え社会に大きく貢献をされている。
<ファスナー事業部について>
@ねじ製造用の金型や製造設備等を内製化し、一貫生産体制の構築がなされている。
A熱処理、メッキ設備も社内に保有しノウハウの蓄積を図るとともに、新技術開発が可能となっている。
B先進的な新製品(ねじ種・駆動部など)の開発・製造が図られている。
C画像処理技術の確立(ねじイメージ選別)で、ねじの自動選別機の導入がされている。
Dファスナー・産機・制御との連携による締結問題の解決と先進的な製品の開発を図られている。
<産機事業部について>
@世界トップねじメーカとして培ったノウハウや理論のもとに、他社を寄せ付けない独自の技術で、自動ねじ締め機、ねじ締めロボット、リベットカシメ機、搬送コンベアシステム等のFA製品を開発されている。
A極小ねじ(0.6mm等)の自動供給やトルク制御、ロボットなどユニークな発想のもと業界に先駆けた製品開発がされている。
B自動ラインでは最長200mまでの組み立て可能な工場があり、特殊自動組立て装置、ユニットツール、供給機などのねじ締め関連製品も数多く揃え、業界でもトップクラスである。



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本社前での記念写真
<本社前での記念写真>
会社概要説明の福林取締役
<会社概要説明の福林取締役>
八田工場(ファスナー工場)の入り口
<八田工場(ファスナー工場)の入り口>
工業用ファスナー工場
<工業用ファスナー工場>
八田工場見学案内の村上製造部長
<八田工場見学案内の村上製造部長>
八田工場見学後の質疑応答
<八田工場見学後の質疑応答>
産機事業部城山工場の入り口
<産機事業部城山工場の入り口>
城山工場のねじ締めつけ機の見学
<城山工場のねじ締めつけ機見学>
城山工場のねじ締めつけ機の見学
<城山工場のねじ締めつけ機見学>
あいさつの渡辺常任監査役
<あいさつの渡辺常任監査役>
あいさつの渡辺常任監査役
<あいさつの渡辺常任監査役>
お礼のあいさつの世話人
<お礼のあいさつの世話人>
<編集後記>
 1962年に制定された社是(我らの信条)のもとに、工業用ファスナー(ねじ、リベット等)の開発製造をメインに、それを取り付ける機械(自動締め付け機、締め付けロボット、工具等)、制御システム・検査機器を手掛けられ、業界のトップメーカーとして今日まで社会の信頼を得られ大きく貢献をされた業績に対し、大変感心をいたしました。 
 また、随分と昔(37〜8年前)になりますが、家電クリーナモータのモータカバーのリベットカシメに日東精工様のリベットマシン(自動化用に仕様を改造)を組み込んだモータ自動組立ラインを導入したことがあります。 それとロータリ式の半自動のリベットマシンも設計製作をしていただいたこともあり、2回ほど本社工場に立会いに伺ったことが思い出されました。 随分と昔のことですが、大変懐かしく感じました。
 最後になりましたが、福林取締役様、渡辺常任監査役様、島田史恭様、村上製造部長様、諏訪取締役様、中村主査様にはご丁寧な会社概要の説明、工場案内をしていただきましたことに、心より厚くお礼申し上げますと共に、今後ますます御社のご発展を心からお祈り申し上げます。(山添記)
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