■ 会社概要 |
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商 号 |
株式会社 イシダ http://www.ishida.co.jp/ |
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主な沿革 |
<(株)イシダ 滋賀事業所の正門> |
・1893年(明治26年)創業
・1948年(昭和23年)株式会社石田衡器製作所設立
・1968年(昭和43年)滋賀事業所(滋賀工場)竣工
・1972年(昭和47年)世界初のコンピュータスケール完成
・1985年(昭和60年)イシダ・ヨーロッパ設立(英国)
・1987年(昭和62年)イシダ・アメリカ設立(米国)、物流システム
「IDAS」発表、物流分野に本格参入
・1988年(昭和63年)POSシステム「i.Pro21」発表、POS市場に
本格参入
・1989年(平成元年) イシダ・インターウェイ設立(米国)
・1890年(平成 2年) イシダ・ド・ブラジル(ブラジル)・イシダ・アジ
ア(シンガポール)・ イシダUSA(米国)設立
・1991年(平成 3年) イシダ・ヨーロッパ・オランダ支店設立(オランダ)
・1994年(平成 6年) 指定製造事業者認証取得
・1996年(平成 8年) デスコム新工場竣工(韓国)、マレーシア事務所開設
・2000年(平成12年) 上海石田電子衡器有限公司設立
・2004年(平成16年) X線異物検出装置IXシリーズ発売
・2005年(平成17年) イシダ・カナダ設立(カナダ)
・2007年(平成19年) イシダ・コリア(韓国)、イシダ・インド(インド)設立 |
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資 本 金 |
99,630千円 |
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所 在 地 |
本社―京都市左京区聖護院山王町44番地 |
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工 場 |
滋賀事業所―滋賀県栗東市下鈎959番地の1 敷地面積―23,000u、建物面積―18,000u
海外生産拠点―英国・中国・韓国・ブラジル |
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従 業 員 |
イシダ単体―1,336名、グループ全体―2,755名(2011年6月21日時点) |
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年 商 |
イシダ単体―519.6億円、連結売上高―710.9億円(2011年3月決算) |
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主な製品 |
5つの価値を提供する製品
【計 量】:コンピュータスケール(組合せ計量)、自動計量(計数)システム、電子ハカリ
【包 装】:計量包装値付システム、自動包装機、給袋式自動包装機
【検 査】:X線異物検出装置、重量選別・検査装置、金属検出機
【表 示】:ラベルプリンタ、電子棚札システム、ラベル発行ソフト
【情 報】:POS、レジスター、セルフレジシステム、食品工場支援システム、廃棄物計量システム
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主な製品(詳しくはサイトまたは、カタログ等を参照ください) |
【計 量】 |
【包 装】 |
<コンピュータスケール(組合せ計量)> |
<デジタル演算はかり> |
<自動計量包装値付け機> |
【包 装】】 |
【検 査】 |
【情 報】 |
<汎用縦型ピロー包装機>
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<X線遺物検出装置> |
<POSシステム> |
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内容及び所見
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見学は、コンピュータスケール(供給システム、袋詰め、箱詰め装置の周辺機器を含む)の組立てラインX線異物検出装置、及び計量包装値付装置のデモンストレーションが主な内容であった。
潟Cシダ様が現在のような高い業績を挙げられるようになった礎は、なんと云ってもコンピュータスケール(組合せ計量)の開発・商品化にある。本館1階のロビーにその1号機(ACW-M-1)が展示してあったが、計重センサーは差動トランス方式でアナログコンピュータを使用したものであり、現在のものとは隔世の感がある。
計量器は8個で256通りの組合せが出来る。当時の価格は三百数十万円であったが、ピーマンの計量では人間13人分の性能を発揮し、半年から1年で償却が出来たそうである。
]線異物検出装置のデモでは、アルミ箔に梱包されたペレタイズされた粉ミルクで実演があった。
金属・石・ゴムなどの異物が検出出来、その検出性能はSUSで0.3mm球、]線の透過度が被検査体と同程度のものや、透過度の高いもの(毛髪など)の検出は出来ない。又、毒物のような化学的なものの検出は不可能である。
<基準適合証印> |
潟Cシダ様では、1994年に指定製造事業者認証の取得をされている。このため計量法に基づく検定を自社内で行ない基準適合証印を自社で打刻できるようになり、生産計画が効率的に立てられるようになったとのこと。この検定は、日本国内でも緯度・経度によって重力の加速度が異なるため、どの地区に出荷するかが決まらないと最終的な組立・検定が出来ないという悩みもあるとのこと。地区別に決まる前の形でストックすることにより、在庫量を減少する努力をされている。
因みに、北海道地区(M2)はg=9.803〜9.807、沖縄地区(M15)は、g=9.789〜9.794で、関西地区(M10)はg=9.795〜9.799である。北と南の端では約0.2%の差がでる。 検定は夫々のgに適合した基準分銅を使用する。
現在潟Cシダ様では、生産革新・改革の取組みを推進されている。
売り方、売れ方に合わせたモノづくり/IMPACT研究会 ※で、あるべき姿(生産のパターン化)を決め、理にかなった生産の仕組み、理にかなった調達の仕組みを研究・実践されている。現場ではカンバン方式が導入され、品質管理面では「見える化」が図られていた。
※IMPACT研究会―ISHIDA Market in Productiv ACTion plan
セル生産方式を採用している組立て現場では、ポカミスを避けるための「デジタル屋台」が導入されていた。これは、作業手順書を電子化(デスプレー表示)し、その工程で必要な部品を格納した部品棚をランプで表示、使用する工具(電動ドライバ)にもランプ表示し、その作業が終了すると手順書が次の工程のものに変るというものである。
潟Cシダ様では、昨年社長が交替された機に、従来から受け継がれている経営理念を再整理・体系化して、
◆目指すべき姿として
『世の適社・適者』―世界の人々に喜ばれ、世の中に必要とされる存在である。
◆企業理念として
『三方良し』―自分良し、相手良し、第三者良し。
◆行動規範として
『異体同心』―異体同心なれば、万事を成ず
『三現主義』―現場に行く、現物を見る、現実を知る
『Speed!Speed!Speed! 』―巧遅は拙速に如かず
『智徳一体』―高い専門性と豊な人間性
『志!そして日々前進』―意志あるところに道は拓ける
という「ISHIDA Mind」を制定し、従業員に徹底を図るため、ハンドブックにして全員が携行し常に振り返りをしているとのことであった。
やがて創業120年になろうとする伝統のある企業であるが、トップを中心に目標に向かって邁進する求心力、想いを行動に繋げる若さを感じた。
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