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森脇社長に対応して頂いた質疑応答(Q&A)

NO 区分 質疑応答(Q&A)の内容
1 新入社員の方は、どれ位の期間で仕事ができるようになられるのか?
人にもよりますが、もの造りが好きで工業高校の機械科を卒業した者は3年くらいでそれなりの仕事が出来るようになる。(給料に見合う仕事が出来る。)時間がかかるものでも5年たてばそこそこのレベルになり、一人前になるのには10年程かかる。
2 経営者は体力が第一であると思っていますが、森脇社長の健康の秘訣をお聞きしたい。
私は仕事が好きで、工場を造るのが大好きです。人間何かに打ち込むものがあれば、自然と健康になるもの。好きなものに打ち込んでいるとストレスが溜まらない。人間が一番弱いのはストレスではないかと思う。適当に忙しいので、工場を巡回したりで体を動かし自然に運動も出来ているのではないかと思っている。現役を長く続けていることが若さを維持するのに繋がっている面もある。
3 新しい技術開発(加工技術)はどうされていますか?
一番良いのは、工作機械を使っての加工技術は、工作機械メーカーと親しくして、そこから指導してもらうことだと考えている。実際の商流の中には商社がかんでくるが、購入するといえばメーカーの技術者が直接来てくれるので、直に教えを乞うようにしている。又、逆にこちらからメーカーにこんなものが出来ないかと、問題点や要望を伝える。これにメーカーも応えてくれるし、メーカーから喜ばれもする。又、競争相手よりより有利な作り方、つまりコストを安く作ることを研究している。給与も都会に較べると2割程度安いが地元では充分な生活ができるし、業績によって±10%位変動をさせているが、良いときに他所より多く出しているので、従業員のモチベーションも高い。
4 製品の売上比率はどうなっているか?
製品の売上比率は、現状ではPCストランド緊張金具と単品製品が約半々となっている。工場立地が、山間部にあるので、機密保持という観点からも顧客から評価されている。 売上は直近で7億3千万円である。売上もあるが利益率を大切な指標として見ている。 自己資本比率が30%を超えると利益さえ出ていれば、資金繰りが楽になるといわれ、それを目指して一生懸命やってきた。そうなると有利な条件で融資も受けられるようになる。
5 ある時期から売上高/利益率が向上しているが、そうするためにはコストダウンか付加価値を上げるかしかないが、どうされたのか?
コストダウンです。設備投資が一巡し、償却費負担が少なくなったこととか、世代交代で若返り、人件費が下がったこともある。現在人件費比率は約30%くらいになっている。 月次試算表は3日以内で、工場別週次試算も3日以内に出るシステムを組んでおり、計画が狂うということはめったに無い。
6 定年制は?
62歳が定年で、本人が希望し、会社側が認めれば65歳まで1年契約で再雇用している。その場合の条件は70%の給与となる。

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