今年度は、野洲市の（株）テクノスマート（旧.井上金属工業㈱）様を訪問して工場見学をさせて頂きました。http://www.technosmart.co.jp/company
　参加者は、学生54名（県大工学部、機械システム工学科3回生）、引率先生2名、学友会8名、湖風会（本部）3名 計67名
◆本　社：大阪中央区、東京支店（販売拠点）、滋賀工場
◆創　業：1912年（明治45年）創業100周年：2012年
◆従業員：250名（内県大出身者7名）
◆営業品目：液晶関連フィルム製造装置、電池関連製造装置（リチューム電池向け）、各種工学フィルム製造装置他
　見学会の始まる前には、高橋社長も会場に顔を見せて頂き、見学者側の主要メンバーともご挨拶の機会を得るなど、お心遣いに感謝いたします。
　見学会は、総務部の斎藤サブマネジャーの司会で始まり、見学者側を代表して「工学部学友会」の立入会長の挨拶、会社側を代表して柳井常務から会社概要や沿革（2012年に100周年を記念して、社名を井上金属工業（株）から（株）テクノスマートに改名）、主要製造設備の紹介を受けました。

司会の総務部 斎藤サブマネジャー

「工学部学友会」立入会長の挨拶

柳井常務の会社概要等の説明

　引き続き約25分、研究開発部市川チーフグループリーダーから「会社説明・技術開発企業の現状と歩み」のタイトルで、塗工乾燥装置など主要製造設備について、製造上の苦労（精度維持）や商品の特徴などの説明を受けました。
　扱い商品が町中で見かけるエンドユーザー対象のものでなく、説明に苦労するなどユーモアを交えて、面白く話されていました。

研究開発部 市川チーフグループリーダー

研究開発部 市川チーフグループリーダーから商品等の概要説明

　工場見学は、参加者を4班（A～D）に分けて、2つの班が約45分かけて現場見学に入りました。
　見学コースで一番印象に残ったのは、ユーザーが材料を持ち込んで、生産機と同じ環境でテストを行う実験機テストルー ムでした。靴をスリッパに履き替え、防塵シートの上を歩き、エアーシャワーを浴びてクリーンルームへ。リチウムイオン電池の塗工乾燥実演を見て、それまで言葉では意味が今一つだった、塗工乾燥装置と言うものをしっかりと理解することが出来ました。
　工場見学をずらせた残りの2班は、その間びわこ放送が作成した会社紹介ビデオと、会社が制作した「100周年を記念ビデオ」を見せて頂きました。
　工場見学が終わって再び全員揃い、今までに（株）テクノスマートに就職している県大工学部卒業生7名の内4名より、就職時にこの会社を選んだ理由や入社後の仕事内容について約30分説明を受けました。今回見学の3回生は、特に熱心に聞いていたようです。
説明いただいたのは、2007年3月工学部材料科学科卒：木村乙広さん、2012年3月工学部機械システム工学科卒：沖中正成さん、2014年3月工学部電子システム工学科卒：小田翔太さん、2017年3月工学部電子システム工学科卒：内貴大翼さんの4名でした。

木村乙広さん	沖中正成さん	小田翔太さん
内貴大翼さん	先輩4名の紹介風景

　先輩社員のお話しの後は、片岡人事グループチーフより会社の研修制度や福利厚生、リクルートに関するインターンシップの案内がありました。
　特徴は、入社後3か月ごと4段階に分け1年間研修を行い、後に正式配属の決定、資格取得支援制度の充実、保養施設は南紀白浜に自社所有のリゾートマンションあること、社員旅行等の説明がありました。2020年度は電気系・機械系　若干名の採用を予定しているとのことでした。

インターンシップの案内

見学会風景

「工学部学友会」奥副会長のお礼の挨拶

　一連の説明が終わって、会社側と学生側の質疑応答がありましたが、学生側に少し元気が無かったのが気がかりでした。最後に見学者を代表して「工学部学友会」奥副会長のお礼の言葉で本日の見学会は閉会となりました。

見学者一同およびテクノスマート様との記念撮影

　見学会が終わって、お世話になった会社側の方々、及び見学者全員揃って、駐車場横の芝生の広場で記念写真に納まりました。今回の見学会に対して会社側は、早くから受け入れ準備を行って頂き、当日も多くの社員の方々にも対応して頂き、大変ありがたく感じました、心よりお礼申し上げます。

記録：國領朝輝（S36M）、写真撮影：吉田　隆（S51M）
集合写真：テクノスマート様提供

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