2025年7月3日(木)に滋賀県彦根市芹川町にある廣瀬バルブ工業㈱彦根本社工場様(滋賀県彦根市という全国で唯一のバルブ産地を形成している街で、創業より100年企業のバルブ製造開発メーカー)を訪問し工場見学会を実施しました。
 参加者は学生51名、和泉先生1名、学友会6名、湖風会(本部)2名の総勢 60名が訪問しました。

廣瀬バルブ工業株式会社 彦根本社工場様の概要

◆社 名: 廣瀬バルブ工業株式会社 https://www.hirose-valves.co.jp/

廣瀬バルブ工業(株)彦根本社工場

◆創 業:1923年 (大正12年) 6月

◆代表者:代表取締役社長  小野 慎一様

◆ 本 社:〒522-0033 滋賀県彦根市芹川町436

◆ 従 業 員:121 名

◆ 事業内容:・水系バルブコック ・油圧用ストップバルブの開発(50年前) ・新しい水圧駆動システム(ADS)用バルブ開発

工場見学会の概要

 まず、最初に見学者側を代表して「工学部学友会」の西村理事から挨拶があり、会社訪問の趣旨説明(企業の会社概要・経営理念・方針を工場見学により自分の目で認識を図り、県大卒在職者との意見交換を図って 企業人の活動と心構えについて広く学ぶ。)と「会社員こそ最強の職業」についてのプレゼンを実施。

 続いて廣瀬バルブ工業(株)代表取締役社長 小野慎一様からは、創業精神「誠実・社会貢献・開拓者精神・努力」と企業理念「200 年企業へ向けて、「縁の下の力持ち」であり続けるために、地球環境に優しい高圧水用バルブをはじめ、さらに新しい流体システムの開発・製造を図る」を基に今後の事業展開などについての説明をしていただきました。

 次に、会社製品である水圧・油圧バルブ部品及び開発商品の説明を技術開発部の八上部長、田邊課長、と県大OB在職者である技術部 技術開発課の徳岡慎也さん近田天佑さんに製品開発面での流体有限要素解析等、製品の耐久性能評価テスト業務面について丁寧な説明をしていただきました。

 工場見学は、参加者を5グループに分かれ、およそ1時間かけてショールームや資材、組立、検査(耐圧・性能評価)、出荷の工程を見学しました。学生たちは興味津々に熱心に見入っていました。

 工場見学終了後は、徳岡さんと近田さんとの情報交換会を実施して活発な質問を学生よりいただき有意義な意見交換ができたと感じました。(社会人としての心構え・学生時代での構築事項・・・等)

 特に技術・開発課の徳岡さんからは、県大機械システム工学科で習った設計面の3DCADの授業が、会社に入って商品開発設計や3Dデーター活用による流体有限要素解析で非常に役立たれているとのコメントをしていただきました。

(技術部 技術開発課の徳岡慎也さんは入社6年目、近田天佑さんは入社4年目)

 最後に見学者を代表して「工学部学友会」の奥会長から挨拶があり、その中で「今回、廣瀬バルブ工業(株)様には急な工場見学依頼のお願いにもかかわらず、迅速な対応をしていただき、誠にありがとうございました。」との謝辞と、「情報交換会では、特に県大機械システム工学科3回生との活発な意見交換をして頂き大変感心しました。」との感想を述べられました。

小野社長をはじめ会社スタッフの方々と見学者全員での記念写真

 末筆になりましたが、今回の見学会に対し廣瀬バルブ工業(株)様には急なお願いにも関わらず受け入れ準備を行っていただき、当日も多くの社員の方々に大変お世話になり有難く、心よりお礼申し上げます。誠に有難うございました。

 写真提供:廣瀬バルブ工業(株) 松尾取締役様   記録・写真:廣岡 秀樹(S51M)