会長 奥 満男

 平素は滋賀県立大学同窓会「湖風会」の工学部支部同窓会である「工学部学友会」にご理解とご支援を賜り、厚く御礼を申し上げます。

 私が「工学部学友会」の会長に就任して1期2年が経過し、この4月から新たな2期目がスタートしましたので、この2年間の振り返りと今後の学友会についてのお話しをさせて頂きます。

 私が会長に就任しました令和4年(2022年)4月1日は、未だコロナ禍で学友会活動も一部、制限せざるを得ない状況でした。その様な中でも「会員相互の交流と親睦を図り、滋賀県立大学工学部の発展に寄与する」という学友会の目的実現に向けた各種事業は可能な限り進めたいと考え、感染拡大時以外は感染防止を考えて諸活動を進めてきました。

 期首に工学部全学科から1名づつ、計3名の先生が理事に就任され、代表の先生1名が毎回理事会に出席頂き今まで以上に工学部との連携が充実し、5月末に工学部ホームカミングデーと同日共催で4年ぶりの総会が開催出来ました(但し懇親会は見送り)。又、同好会ではコロナ感染リスクの少ない屋外スポーツに限定しゴルフ同好会を実施し、そして新たに誰でも取り組めるというコンセプトの「プチスポ同好会」が発足し、第1回はグランドゴルフ大会を開催しました。

 令和5年(2023年)度では5月からコロナが第5類に移行し、更に感染状況も沈静化して学友会はコロナ前同様の活発な活動が出来ました。工学部卒業生が在籍する企業へ現役学生とともに訪問する工場見学会を初めとする各種の工学部支援事業や連携推進事業、更には同好会を初めとする各種の交流親睦事業も計画通り開催出来ました。これらの参加募集等の情報は学友会ホームページにアップしていますのでアクセスして頂き、是非ご参加下さい。
又、新たな感染爆発や夏期猛暑時のリスク対応を考え、リモート併用理事会の試行もスタートしました。

 今、私達を取り巻く環境は大きく変化しております。政治、経済だけでなく工学部に関する技術革新も進んでおり、今まで以上に快適に生活が送れるようになって来ました。しかし一方ではSNS等による新たな問題が出ているのも事実です。人間は1人だけで生きていくことは難しく、人との繋がりや絆が重要です。これらの意味でも上記の工学部学友会の目的は不変であり、この目的達成への手段や方法は時代に合わせて改革しつつも本会を確実に次代に繋げるべくこの新たな2年間、努力して参りたいと考えております。

 今後とも皆様のご理解とご支援、ご協力をお願い申し上げます。